ブログ

開業場所に鹿児島を選んだ理由

医学部卒業後は、再受験で医師になった年数的なハンデを埋めるべく、最短で自身の目指す技術やキャリアを積める場所として福岡で勤務してきました。
初期研修医終了後は内科医としての基礎を身につけるために年間7000台以上の救急搬送を受け入れる三次救急病院で全国的にも有名な研修施設でもある麻生飯塚病院の総合診療科で研鑽を積みました。ここでの研修は非常に過酷でしたが、数多くの一般内科診療と救急対応を行いながら診断学を学び、内科医としての資質を鍛えました。
麻生飯塚病院総合診療科での研修終了後は、消化器内科に関する優れた知識と技術を身につけるために九州大学医学部第三内科(現・病態制御内科学)に入局しました。九大第三内科に入局後は医局の関連病院である三次救急対応の高次医療機関を中心に様々な消化器疾患の治療に従事してきました。

多くの患者さんの治療に携わる中で消化管がんで苦しむ人や亡くなる人を一人でも減らすために最も大切な事は「負担や苦痛がない内視鏡検査を患者さんに提供し、早期発見・早期治療できるように定期的に繰り返し内視鏡検査を受けてもらうこと」「かかりつけ医として日々健康を管理し体の不調のサインを早く見つけてあげること」だと思うようになりました。そこで「消化管がんで奪われる命を内視鏡で守る」「日々忙しく働く人達に寄り添う医療を提供する」という2つの理念を掲げたクリニックを開業し、胃がん・大腸がんで命を奪われる人を一人でも減らしたいと思うようになりました。大学卒業後は鹿児島を離れて勤務してきましたが、「再受験で医師を目指した私を受け入れてくれた鹿児島にはいつか必ず恩返しをしたい」という思いが常にあったため、今回このご恩をお返しするために鹿児島での開業を決意しました。

TOPへ